« ウォーキングの恩恵? | トップページ | ひさびさにゃん =^ェ^= »

2006年11月 9日 (木)

『アイリス』・・・そして『情熱大陸』

B00009auv9092001年の作品。録画で観たのですが、色彩・音楽など素晴らしく、上質な文学作品という印象を受けました。

言葉を大事にする女流作家であるアイリス(実在した)が、アルツハイマーになって日々言葉や記憶を無くしていく恐怖が、ジュディ・デンチ(初めて知りました)の迫真の演技から、ヒシヒシと伝わりました。

若き日のアイリスと、病気が進行していくアイリスが、フラッシュバックしながら平行して描かれるので、老いるということの残酷さが尚更、強調されます。

恋愛経験豊かだったアイリスを愛する、ひたすら誠実で真面目な夫が、若い頃は見せたことの無いような乱暴な言葉を投げかけてしまうところは、介護の大変さが伝わります。真面目であるが故に、愛する妻を自分だけで世話するのですImg2_1が、体力的にも、手に負えなくなってしまうんですよね。

ケイト・ウィンスレットは、『タイタニック』の時より痩せて演技派になったような印象でした。イギリス?の田園風景が綺麗ですね。

『アイリス』を見終わった後、やはり録画していた『情熱大陸』を見ました。最近の邦画の『明日の記憶』のモデルになったという、若年性認知症の“越智俊二”さんを取り上げていたのですが、この『アイリス』と似た話にビックリしました。

現在59歳の越智さんは、47歳で発症し、仕事を辞めざるを得なくなってしまうのです。認知症をカミングアウトし、全国で講演会をして、同じ病人をかかえる家族を励ましているのですが、それもいつまでできるのかわからないようです。

“あたたかい春のような人だ”と彼が言う奥さまが、家計を助けているのですが、そんな状況になっても、彼を明るく励まし、支え続ける強さは、すごいです。

とても進行の遅い部類の認知症だそうですが、それでも日々刻々と記憶が薄れていくそうです。子供の名前を忘れたり、電話の使い方がわからなくなったり。

“母さん(奥さん)のことだけは忘れたくない・・・”と、辛そうに話す越智さん。記憶や思い出が無くなってしまうという恐怖、あまりにも残酷ですね。涙が出ました。身につまされました。

|

« ウォーキングの恩恵? | トップページ | ひさびさにゃん =^ェ^= »

コメント

衛星映画劇場の放送分、私も録画しました。
HDDの容量が少なくなっているという「警告」が出て、即DVDに落としておきましたが・・・
まだ見ていません。見る暇がありません。
チラチラ見るのではなく、ゆっくりじっくり見るつもりです。

ケイト・ウィンスレットは、タイタニックばかり取り上げられがちですが、美しいだけでなく、実はとても上手い女優さんだと思います。ジュディ・デンチは、爵位を授けられたイギリスの名優です。(男性のサーに相当するもので、女性はたしかダームだったかな?)彼女は、「ショコラ」にも出演していましたよ。

投稿: Carat | 2006年11月10日 (金) 07:42

私もDVDレコーダーに変えてから、撮りまくってます。
ビデオと違って楽だし、映像も綺麗なのでフル活用です。
容量が少なくなってくると、一生懸命?観ます。

ジョディ・デンチは、風格ありますね。
ショコラはまだ観てないです。

投稿: madame-tosi | 2006年11月10日 (金) 15:28

こんばんは。
「アイリス」は、私も感動しました。考えさせられました。
(よかったら、3/17の「日々悠憂」読んでね)
アルツハイマー患者は、徐々に自分の人格が破壊されていくのを自覚するが故に、余計苦しむんですよね。残酷な病気です。
また、もし介護する側になったら、私はどれだけがんばれるかしら、と思ってしまいます・・。
今のうちに「愛と尊敬の貯金」をいっぱいしておかねば。(^_^;)

ジュディデンチは、とくに目の演技がすばらしかったと思います。


投稿: yu-yu-mama | 2006年11月10日 (金) 21:51

やってましたね。ちゃんと観なかった。こわかったのかなぁ。設定が似ているといっていいかどうかわからないのですが、昨年、「君に読む物語」を映画館で観ましたが、こちらはロマンチックな映画でした。あのグロリアのジーナローランズの「老後」が堪能できました。

投稿: 林ナオキ | 2006年11月11日 (土) 00:52

大好きなジュディ・デンチが出ていたけど、ストーリーを読んでちょっと怖くなって観ていません。自分の周りに現実として起こってから考えるのでは遅いのかもしれないけれど、その事実を過去に垣間見てしまったこともあるので、やはり、つらいです。

彼女の演技にはいつも拍手ですね。
"ショコラ"もとってもいいですよ。ジュリエット・ビノシェもきれいだし、ファンタジーのような話で、見終わった後、幸せな気持ちになれます。

投稿: ラブリオバ | 2006年11月11日 (土) 16:43

yu-yu-mamaさん、記事読みましたよ~!
同じ写真使っていたんですね。
そして感じることがとても似ているので嬉しかったです。
そして、私もどれだけ頑張れるか…と思います。

投稿: madame-tosi | 2006年11月12日 (日) 11:06

林ナオキさん、『君に読む物語』似てますね!
(5/13のブログに取り上げているので、読んでみてください)
機会があれば『アイリス』も是非( ^-’)-☆

投稿: madame-tosi | 2006年11月12日 (日) 11:11

ラブリオバさん
私も小さい頃、母方の祖母がアルツハイマーになり
ショックだった事がありました。見てる方は辛いですよね。

『ショコラ』是非観たいと思います(^-^)!

投稿: madame-tosi | 2006年11月12日 (日) 11:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115216/12603168

この記事へのトラックバック一覧です: 『アイリス』・・・そして『情熱大陸』:

» アイリス IRIS [みるよむ・・・Mrs.のAZ Stories]
幾千の言葉を失って、私たちはやっと愛に辿り着いた。 アイリス  2001年 イギリス 監督 リチャード・エアー イギリス、実在した作家アイリス・マードックと夫ジョンの深い愛の物語。 結婚した二人は、40年たってアイリスがアルツハイマーと診断された... [続きを読む]

受信: 2006年11月13日 (月) 11:08

« ウォーキングの恩恵? | トップページ | ひさびさにゃん =^ェ^= »